HashPort Walletとは、USDC・JPYCなどのステーブルコイン、NFTを一つのアプリでまとめて管理できる日本発のWeb3ウォレットです。Pontaポイントとの連携で、日常のポイントがデジタル資産として活用できる仕組みが整ったことで、これまでWeb3に触れてこなかった一般層にも利用が広がることが期待されています。
そんなHashPort Walletですが、「初心者でも使いこなせるの?」「Pontaと仮想通貨が本当に連携するの?」「安全性は大丈夫?」という疑問・不安をお持ちの方もいることでしょう。これまで仮想通貨ウォレットを使ったことがない人にとっては、専門用語や仕組みが難しく感じられるかもしれません。
そこで今回は、HashPort Walletの特徴やメリット、Pontaポイント連携の仕組み、安全性、できること一覧までを、初心者にも分かりやすく丁寧に解説します。
この記事を読めば、「実際のところどうなの?」という疑問がスッキリ解消され、HashPort Walletが自分に合っているかが判断できるはずです。
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HashPort Walletとは?

HashPort Walletは、2025年大阪・関西万博で100万ダウンロードを記録した「EXPO2025デジタルウォレット」の後継アプリです。アップデートだけで移行でき、万博期間中に獲得したNFTやEXPOトークン、SBTなどの資産もそのまま引き継がれます。
ステーブルコインを中心に扱える“初心者でも使いやすいWeb3ウォレット”で、以下のような機能を1つのアプリに集約しています。
- 米ドル連動USDC、日本円連動JPYCなどのステーブルコインに対応
- Ethereum、Polygon、Base、Aptosなど複数チェーンを管理
- NFT・SBTをまとめて保管
- デジタル資産のスワップ(交換)
- Pontaポイントなどをデジタル資産に交換(オンランプ)
- 仮想通貨からau PAYギフトカードへ交換(オフランプ)
Web3の知識がなくても、アプリだけで「資産の管理・交換・利用」までを完結できるよう設計されているのが特徴です。
HashPort Walletの特徴:初心者が使いやすい5つの理由

HashPort Walletは、仮想通貨やNFTに触れたことがない初心者でも使いやすいように設計されたWeb3ウォレットです。ステーブルコインの管理から複数チェーンの資産管理、NFT・SBTの保管、ポイント交換までを1つのアプリで完結できるのが特徴です。
ここでは、HashPort Walletが他のウォレットと比べて特に優れている5つのポイントをわかりやすく整理します。
① ステーブルコイン対応(USDC・JPYC)で値動きリスクが小さい
HashPort Walletは、米ドルに連動するUSDCと、日本円に連動するJPYCといったステーブルコインに対応しています。通常の仮想通貨と違い、価格が激しく上下しないため、初めてWeb3に触れる人でも安心して保有・送受信ができます。
- USDC:米ドルと価値が連動する、世界的に利用されているステーブルコイン
- JPYC:日本円に連動し、国内の支払い・ポイント連携に強いステーブルコイン
両方を使い分けられることで、安定した資産管理や日常ポイントからの資産形成がしやすくなります。
さらに今後、日本円からUSDCへ直接交換できるオンランプ機能も追加予定で、日常からWeb3への移行がよりスムーズになる見込みです。
② 豊富な対応チェーン(Aptos / Ethereum / Polygon / Base など)
HashPort Walletは、複数の主要ブロックチェーンに対応しており、さまざまなデジタル資産を1つのアプリで管理できます。
- Aptos:万博ウォレットでも採用された高速・低コストチェーン
- Ethereum:NFTやDeFiが最も充実したメジャーチェーン
- Polygon:低コストで使いやすいL2チェーン
- Base:Coinbaseが開発する信頼性の高いL2チェーン
将来的には、Bitcoin・BNB Chain・Avalanche・Arbitrumなど、より多くのチェーンにも対応予定で、扱える資産の幅がさらに広がります。
③ 129種以上の資産がガスレスで取引可能
HashPort Walletでは、対象となる129種類以上の暗号資産について、外部のDeFiサービスを利用する際でもガス代(ネットワーク手数料)が無料で取引できます。
- 対象資産は USDC・cbBTC など主要通貨を含む129種類以上
- ステーブルコインを軸に、外部DeFiへシームレスにアクセス可能
- ガス代を気にせず少額から取引できる初心者向きの設計
ガスレス対応は競合ウォレットにもあまり見られない大きな特徴で、「失敗したら手数料が無駄になる」という不安を減らし、安心してWeb3サービスを試すことができます。
④ NFT・SBTもまとめて保管可能
HashPort Walletでは、NFTやSBT(譲渡できない会員証タイプのNFT)を安全にまとめて保管できます。
- 万博期間中に取得したNFT・SBT(ミャクペ!/ミャクポ!/ミャクーン!など)もそのまま引き継ぎ
- 複数チェーンのNFTを一つのアプリで管理
- イベント参加証、会員証NFT、キャンペーン特典なども表示可能
NFTとSBTを同じアプリ内で一元管理できるため、「思い出・証明書・デジタル資産」をスマホひとつで持ち歩けるのが便利です。
⑤ Pontaポイントと連携し、ポイントを資産として活用できる
HashPort Walletは、Pontaポイントと連携することで、日常の買い物で貯めたポイントをデジタル資産として活用できます。
- Pontaポイント → USDC / cbBTC(ビットコイン連動トークン)へ交換
- 交換したUSDCやcbBTC → au PAYギフトカードに変換して実生活でも利用可能
- ポイント経済とWeb3サービスをつなぐ、日本でも初級の本格的な仕組み
ポイントが「使い切りの特典」ではなく、「資産に変わる」ルートができるため、初心者でもリスクを抑えてWeb3に触れられるのが大きなメリットです。
詳しくは次章で解説していきます。
日本初級の仕組み:Pontaポイント連携とは?

HashPort Walletでは、Pontaポイントと仮想通貨を直接つなげる新しい仕組みが導入されています。日常で貯めたポイントを資産として活用できる、日本でも珍しい取り組みです。
- PontaポイントをUSDCやcbBTCに交換できる(オンランプ)
- USDC / cbBTCをau PAYギフトカードに交換できる(オフランプ)
- ポイント経済とWeb3サービスがつながる国内最大級の試み
これらについて、わかりやすく解説します。
① Pontaポイント → USDC / ビットコインに交換できる(オンランプ)
HashPort Walletでは、買い物などで貯まったPontaポイントを、そのままUSDCやビットコイン連動トークン(cbBTC)へ交換できます。
- ポイントが“資産”として扱えるようになる
- 値動きの大きい仮想通貨を直接買うよりリスクが低い
- ポイントのまま眠らせず、Web3の入り口として活用できる
これは、日本でも初となる「ポイント→仮想通貨」の本格的な交換ルートで、普段の生活で貯まるポイントから自然にWeb3に触れられます。
② USDC / cbBTC → auPAYギフトカード へ交換(オフランプ)
HashPort Walletでは、保有しているUSDCやcbBTCを、au PAYギフトカード(コードタイプ)に交換できます。交換したギフトカードは、au PAYマネーライトへそのままチャージ可能です。
- USDC/cbBTCを日常の支払いに利用できる
- 仮想通貨 → au PAYの残高へ自然に変換できる
- 資産を“使える形”に戻せるため、初心者でも扱いやすい
オンランプだけでなくオフランプにも対応しているため、「ポイント → 仮想通貨 → 日常決済」という流れがスムーズにつながります。
③ “ポイント経済 × Web3” を実現する国内最大規模の試み
HashPort Wallet とPontaポイント連携は、国内でも最大級のポイント経済圏とWeb3サービスを直接つなぐ取り組みです。
- Ponta会員は約1.2億人、au PAYユーザーは約3,900万人
- 日常生活で貯まるポイントがそのままデジタル資産になる
- Web3を意識せずに資産を触れる“生活導線”が作られる
これまで仮想通貨に触れたことがない層でも、自然にUSDCやビットコイン連動トークンへアクセスできるようになり、日本のWeb3普及を大きく前進させる可能性があります。
日本初のステーブルコインクレカ「HashPortカード」

HashPortカードは、HashPort Walletと連携して使える日本初の“ステーブルコインで支払える”クリプトクレジットカードです。通常のクレジットカードと同じ感覚で使いながら、決済も還元もデジタル資産として扱えるのが特徴です。
- ステーブルコイン(JPYC)による後払い決済に対応
- 決済額の0.3%をJPYCで還元
- ウォレットからのデジタル資産連携で、事前チャージ不要
- 将来的にウォレット残高からJPYCを自動引き落とし予定
- “普段の決済”と“Web3資産管理”を自然につなぐ仕組み
日常生活で使うクレジットカードとWeb3資産がシームレスに連携することで、これまでの仮想通貨ウォレットにはなかった新しい使い方が可能になります。
HashPort Walletの安全性・信頼性
HashPort Walletは、国内大手企業との連携や万博での大規模運用実績があり、初心者でも安心して利用できる高い安全性を備えています。特に次の3つのポイントが、信頼できるウォレットである理由です。
- KDDIが20%以上を出資し、持分法適用会社として正式に連携している
- 大阪・関西万博で100万DLを超える実績があり、大規模環境で安全性が検証済み
- 国内企業による運営で、日本語のサポートや法規制に沿った体制が整っている
これらの点について、わかりやすく解説していきます。
① KDDIが20%以上出資し持分法適用会社に
HashPort Walletを開発するHashPort社には、KDDIが20%以上を出資しており、持分法適用会社として正式に連携しています。これは単なる業務提携ではなく、KDDIが経営・事業運営に深く関与するレベルの協力体制です。
- KDDIの金融・決済サービス(au PAY・auじぶん銀行など)との連携が進みやすい
- 長期的にサービスが継続される安心感がある
- 国内大手によるガバナンス・監査基準に沿った運営が期待できる
国内大手企業が明確に関わっている点は、ウォレットの信頼性を判断するうえで大きな安心材料になります。
② 万博での100万DL実績と堅牢なセキュリティ
HashPort Walletの前身であるEXPO2025デジタルウォレットは、大阪・関西万博で100万ダウンロードを超える大規模運用が行われました。短期間で大量のアクセスが集中する環境でも安定して動作し、多くのユーザーがNFT・SBTを問題なく利用できた実績があります。
- 万博という大規模イベントで実際に稼働し、セキュリティ面が検証済み
- ウォレット基盤は金融機関レベルの安全基準をもとに構築
- 大量アクセス時の負荷試験やトラブル対策が実地で確認されている
リアルイベントで100万人が使ったという事実は、机上の安全性説明よりも説得力のある信頼材料と言えるでしょう。
③ 日本企業による運営で日本語のサポート体制が明確
HashPort Walletは、日本のWeb3企業であるHashPortが開発・運営しており、サポートや各種連絡も日本語で受けられます。さらに、KDDIとの協業によって国内企業同士の体制が整っているため、海外ウォレットに比べて利用時の不安が少ない点が特徴です。
- サービス運営・技術基盤ともに国内企業が担当
- 利用規約やヘルプがすべて日本語で提供されており理解しやすい
- トラブル時の問い合わせ先が明確で、国内準拠のサポートが受けられる
「海外運営で連絡先が不明」「サポートが英語のみ」といった不安がないため、仮想通貨初心者でも安心して利用できる環境が整っています。
HashPort Walletでできること一覧
HashPort Walletでは、仮想通貨・ステーブルコイン・NFT・ポイントなどを、アプリ1つで幅広く扱うことができます。ここでは主な機能をまとめて一覧で紹介します。
- ステーブルコイン(USDC/JPYC)の保有・送金
- PontaポイントをUSDC/cbBTCへ交換
- USDC/cbBTCをau PAYギフトカードへ交換
- NFT・SBTの保管・表示
- 外部DeFiをガスレスで利用
- Ethereum/Polygon/Base/Aptos などマルチチェーンで資産管理
- HashPortカードを使ったステーブルコイン決済
- 将来的には日本円↔USDCのオンランプ/オフランプにも対応予定
HashPort Walletと競合ウォレットと比較
HashPort Walletは、一般的な海外ウォレット(MetaMask・Coinbase Walletなど)と比べて、初心者が使いやすい工夫や、国内ならではの強みがはっきりしています。特に次のようなポイントで大きな差があります。
- 日本語対応が標準で、問い合わせ・ヘルプも国内向け
- Ponta連携により“ポイント → 仮想通貨”の交換が可能
- 129種類以上のガスレス取引に対応し、少額でも気軽に利用できる
- 初心者が迷わない、スマホアプリ完結のシンプルなUI
- KDDIとの連携で、au PAY・Pontaとの日常導線が強い
- JPYC(日本円ステーブルコイン)を自然に扱える国内ウォレットとしての強み
これらの点から、HashPort Walletは「日常で使えるWeb3ウォレット」として、海外ウォレットとは異なる独自の位置づけを持っています。
HashPort Walletがおすすめな人
HashPort Walletは、仮想通貨に慣れていない初心者でも使いやすい設計が特徴のウォレットです。次のような人には特に向いています。
- 初めてステーブルコイン(USDC/JPYC)を触る人
- 日常のPontaポイントを“資産”として活用したい人
- NFTやSBTを1つのアプリでまとめて管理したい人
- ガス代を気にせずDeFiを使ってみたい人
- 海外ウォレットより、日本企業のサービスが安心という人
「何から始めればいいかわからない」「仮想通貨は怖い」という初心者でも扱いやすい環境が整っているため、Web3の入門として最適なウォレットと言えます。
HashPort Walletでよくある質問(FAQ)
HashPort Walletを利用する際によく寄せられる疑問を、Q&A形式でまとめました。初心者がつまずきやすいポイントを中心に、わかりやすく回答していきます。
Q1. EXPOウォレットからどう移行される?
EXPO2025デジタルウォレットを利用していた場合は、アプリのアップデートだけで自動的にHashPort Walletに移行されます。万博で取得したNFT・SBT(ミャクペ!、ミャクポ!など)もそのまま引き継がれるため、特別な操作は不要です。
Q2. ガスレス取引の仕組みは?
HashPort Walletでは、対象となる129種類以上の資産について、外部DeFi利用時のガス代をユーザーの代わりにHashPort側が負担します。これにより、少額の取引でもガス代を気にせず利用できる仕組みになっています。
Q3. Pontaポイントの交換は誰でも使える?
基本的には、PontaアカウントとHashPort Walletを連携すれば誰でも利用できます。
- Ponta → USDC / cbBTC への交換(オンランプ)
- USDC / cbBTC → au PAYギフトカード(オフランプ)
が可能で、Pontaユーザーなら日常のポイントをそのまま資産として活用できます。
Q4. セキュリティは大丈夫?
国内企業であるHashPortが運営し、KDDIも20%以上出資しているため、国内基準のガバナンスと安全性で運用されています。また、EXPOウォレットとして100万DL規模で実際に運用された実績があり、大規模アクセス下でも安定稼働が確認されています。
Q5. MetaMaskとはどう違う?
MetaMaskのような海外ウォレットはWeb3上級者向けですが、HashPort Walletは初心者でも使いやすいスマホアプリ特化型です。
違いは以下の通り:
- MetaMask:拡張機能/設定が難しい/ガス代必要
- HashPort:アプリ完結/日本語サポート/ガスレス/Ponta連携
初心者〜一般ユーザーに向けて最適化されています。
Q6. 対応している通貨・チェーンは?
対応している通貨・チェーンは以下の通りです。
- 【対応通貨】
USDC/JPYC/cbBTC/その他129種類以上の対象資産 - 【対応チェーン】
Ethereum/Polygon/Base/Aptos など
※今後、Bitcoin/BNB Chain/Arbitrum なども追加予定です。
Q7. au経済圏では何ができるようになるの?
HashPort Walletとau PAY・Pontaが連携することで、
- 日常のポイント → USDC / cbBTC
- USDC / cbBTC → au PAY(ギフトカード)
という往復ルートが可能になります。
今後は、ステーブルコイン残高からの決済、資産管理、オンランプなど、Web2とWeb3がシームレスに繋がる利用体験が期待されています。
まとめ:HashPort Walletは“日常とWeb3を自然につなぐ”新しいウォレット
HashPort Walletは、これまでの仮想通貨ウォレットとは異なり、日常生活の中で自然にWeb3に触れられるよう設計された、日本発の初心者向けウォレットです。Pontaポイントやau PAYとの連携によって「普段の買い物 → デジタル資産 → 決済」までがスムーズに繋がるため、仮想通貨を意識せずに利用できる環境が整っています。
さらに、KDDIが出資する国内体制で運営されており、ステーブルコインを中心に安心して資産管理ができる点も大きな魅力です。Web3に興味はあるけれど難しそう…と感じていた人にとって、最初の一歩として最適なウォレットと言えるでしょう。
本記事で紹介したポイントをまとめます。
- 日本発の初心者向けWeb3ウォレット
- Pontaポイント連携による“国内最大級のポイント→仮想通貨”遷移
- KDDI出資により信頼性・将来性の高い運営体制
- ステーブルコイン中心で値動きリスクを抑えた資産管理が可能
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くりぷてゃです。2017年の“出川組”で仮想通貨デビューし、大きく上がって大きく下がる波を経験しました。今は毎月少額積立と、気になるエアドロップでゆるく資産づくり中。初心者にもわかりやすく仮想通貨の今を発信しています。



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