仮想通貨のステーキングは、コインを預けるだけで報酬が得られる仕組みとして人気が高まっています。しかし「なぜ預けるだけで増えるのか」「どのサービスを使えばいいのか」「ロック期間が怖い」など、分かりにくい部分も多いのではないでしょうか。この記事では、ステーキングの仕組みからメリット・デメリット、税金、やり方までを初心者にも分かりやすく解説します。
- ステーキングとは?基本の仕組みをわかりやすく解説
- ステーキングで報酬がもらえる理由
- ステーキングのメリット|保有するだけで10%以上の報酬も
- ステーキングのデメリット・リスク
- ステーキングのやり方・始め方の基本
- ステーキングの方法|取引所とウォレット
- ステーキング報酬の税金はどうなる?
- ステーキングに向いている人・向いていない人
- ビットコインも増やせる?|ステーキングとレンディングの違い
- まとめ
- ステーキングについてのよくある質問
- Q1. ステーキングは誰でも簡単に始められますか?
- Q2. ステーキングできる仮想通貨はどれですか?
- Q3. ビットコイン(BTC)はステーキングできますか?
- Q4. ステーキングとレンディングの違いは何ですか?
- Q5. ステーキングの利回りはどれくらいですか?
- Q6. ロック期間中に価格が下がったらどうなりますか?
- Q7. ロックなしステーキングは存在しますか?
- Q8. ステーキング報酬の税金はどうなりますか?
- Q9. 途中解除はできますか?
- Q10. ステーキング報酬は毎月どれくらいもらえますか?
- Q11. ステーキングはスマホだけで始められますか?
- Q12. ステーキングは安全ですか?ハッキングされませんか?
- Q13. 初心者がステーキングするならどの取引所が良いですか?
- Q14. DeFiステーキングと取引所ステーキングの違いは?
- Q15. 少額(数百円〜数千円)でもステーキングできますか?
ステーキングとは?基本の仕組みをわかりやすく解説
仮想通貨のステーキングとは、コインを預けるだけで報酬が得られる仕組みのことです。保有しているだけで仮想通貨が増えるため、人気が高まっています。
ただ、「なぜ保有しているだけで増えるの?」「どの通貨が対象なのか分かりにくい…」と感じる人も多のではないでしょうか。
ここでは、ステーキングの基本と仕組みをできるだけシンプルに解説します。
ステーキングは「預けるだけで報酬がもらえる」仕組み
ステーキングとは、対応している仮想通貨を取引所などに一定期間預けることで報酬が得られる仕組みのことです。
仮想通貨のステーキングは、銀行の定期預金をイメージするとわかりやすいかもしれません。ロック期間中は引き出しや売却はできませんが、その代わりに利回りとして仮想通貨が付与されます。報酬は仮想通貨の保有量や預けた期間によって変わり、対象通貨を持っているだけで自動的に受け取れる点が特徴です。
相場の値動きを気にせず、資産を増やしたい人に向いている方法と言えます。
ブロックチェーンの維持に協力することで報酬が得られる
ステーキングで報酬が得られる理由は、預けた仮想通貨がブロックチェーンの運営に役立っているためです。
仮想通貨のPoSと呼ばれる仕組みでは、ネットワークの安全性を保つために「バリデーター」と呼ばれる参加者が取引の確認やブロックの生成を行います。利用者が預けた仮想通貨は、そのバリデーターの作業を支える役割を持ち、ネットワーク維持に協力した対価として報酬が支払われます。
ややこしく感じるかもしれませんが、難しい設定や専門知識は不要です。たとえば取引所のステーキングを利用すれば、誰でも簡単にこの仕組みに参加でき、報酬を得られます。
ステーキングできるのはPoS系の仮想通貨だけ
ステーキングに参加できるのは、PoS(Proof of Stake)という仕組みを採用している仮想通貨だけです。
PoSは、保有量に応じてネットワーク運営に参加する仕組みで、ステーキングとセットで使われます。一方、ビットコインのようにPoW(Proof of Work)方式の通貨は、マイニングによってネットワークを維持しているためステーキングには対応していません。
もちろん、「ビットコインを長期保有して増やしたい」という人もいますよね。その場合、ステーキングとは仕組みが異なりますが、取引所が提供するレンディングで運用する方法もあります。
ステーキングで報酬がもらえる理由
ステーキングは、仮想通貨を預けるだけで自動的に報酬が付与される仕組みです。その背景にはブロックチェーンの動きを支える重要な役割があります。
PoSと呼ばれるコンセンサスアルゴリズムや、ネットワークを維持するバリデーターの存在があり、利用者が預けた仮想通貨はその運営を助けるために活用されます。
ここでは、ステーキングによって報酬が生まれる本当の理由をわかりやすく解説します。
コンセンサスアルゴリズム(PoS / DPoS)の仕組み
ステーキングで報酬が生まれるのは、ブロックチェーンの取引を正しく処理し、安全に維持するための仕組みである「コンセンサスアルゴリズム」が働いているためです。代表的な方式は次の二つです。
- PoS(Proof of Stake)
仮想通貨の保有量に応じて取引の承認やブロック生成に参加できる仕組み。ビットコインに次ぐ主要通貨であるイーサリアム(ETH)をはじめ、多くの主要通貨が採用している方式で、ネットワーク維持に貢献した度合いに応じて報酬が付与される。 - DPoS(Delegated Proof of Stake)
ユーザーが信頼できるバリデーターに投票し、選ばれた代表者がネットワーク運営を行う方式。処理速度が速く、LiskやEOSなどが採用している。
これらの仕組みでネットワークが安全に維持されるため、その協力の対価としてステーキング報酬が配られます。
バリデーターとネットワーク維持の役割
ステーキングによって報酬が生まれる仕組みは、ネットワークを支える「バリデーター」の存在と深く関係しています。
バリデーターは、ブロックチェーン上の取引が正しいかを確認し、新しいブロックを作成する役割を担っています。簡単に言うと、取引データをチェックして正しく記録する「審査員」や「交通整理の担当者」のような存在で、ネットワークの安全性を保つために欠かせません。バリデーターの作業によって不正や誤りが防がれ、多くの利用者が安心して取引できる環境が維持されます。
ステーキングで預けられた仮想通貨は、このバリデーターの活動を支えるために活用されます。そしてその協力の対価としてステーキングに参加している利用者に対して報酬が付与されるわけです。
つまり、バリデーターとして自分でノードを運用しなくても、ステーキングを行うことでネットワーク維持に間接的に参加できて報酬を得られます。
取引所ステーキングは“難しい作業を代行”してくれる
「ステーキングって難しそう」と思うかもしれませんが、取引所を利用すればとても簡単です。
本来、ステーキングに参加するには専門的な準備が必要になります。たとえば、次のような作業を自分で行わなければなりません。
- 専用ソフトを使ってノードを立ち上げる
- 24時間稼働できるパソコンやサーバーを用意する
- ネットワークに常時接続し、通信環境を維持する
- バリデーターとして正しい設定を行う
- アップデートやセキュリティ対策を定期的に実施する
- 設定ミスや停止によるスラッシング(罰則)を避けるための管理を行う
このように、個人が自力でステーキングに参加するのは手間とリスクが大きく、現実的ではありません。
しかし取引所ステーキングを利用すれば、これらの専門的な作業はすべて取引所側で代行してくれます。利用者は仮想通貨を預けるだけで報酬を簡単に受け取れるわけです。
複雑な工程なしでネットワーク維持に参加できる点が、多くの人に選ばれている理由といえるでしょう。
ステーキングのメリット|保有するだけで10%以上の報酬も
ステーキングには、仮想通貨を預けるだけで報酬が増えていくという魅力があります。相場の短期的な値動きを追わなくても資産を増やせるため、長期保有と相性がよく、初心者でも始めやすい運用方法として人気が高まっています。
ここでは、ステーキングの主なメリットをシンプルに解説します。
保有しているだけで自動的に暗号資産が増える
ステーキングの最大の特徴は、対象の仮想通貨を預けているだけで報酬が自動的に付与される点です。
仮想通貨の値動きに合わせて売買を繰り返す必要がなく、いわゆるほったらかし運用できます。ネットワーク維持に協力した対価として報酬が定期的に追加されるため、忙しい人でも無理なく続けられます。
年率で数%〜10%以上の高い利回りが狙える
ステーキングの利回りは通貨やプランによって異なりますが、一般的には年率で数%から10%以上が期待できます。
たとえば銀行預金の場合、2025年11月時点でメガバンクの普通預金金利はおよそ年0.2%前後で、定期預金でもキャンペーンを利用して0.5〜1.2%が上限です。金融機関によっては高金利の定期預金もありますが、それでも仮想通貨のステーキングと比べると大きな差があります。
一方ステーキングは、長期保有するだけで年率数%〜10%以上のインカムゲインを得られます。仮想通貨を預けている期間に応じて保有枚数が着実に増えるため、ステーキングは資産形成に活用しやすい運用方法です。
相場の値動きに左右されず、長期で枚数を増やせる
ステーキングは短期の値動きに左右されにくく、預けているあいだに保有枚数が着実に増えていく点が大きな特徴です。
たとえばロック期間があるプランでは、その期間終了までは売却できません。そのため、結果として長期保有につながり、相場が上下しても狼狽売りすることなく、安定して枚数を積み上げられます。
一方で後述しますが、価格上昇のタイミングで売れないケースもあるため、メリットとデメリットが表裏一体であるともいえます。
そのようなことから、ステーキングは期待する仮想通貨を長期的に育てたい人と相性の良い運用方法と言えます。
コールドウォレット管理でハッキングリスクが低い
取引所でのステーキングの場合、ハッキングリスク低いです。
取引所によっては、ステーキング中の仮想通貨をコールドウォレットで管理している場合があります。コールドウォレットとは、インターネットに接続されていないオフライン環境で仮想通貨を保管する方法のことです。外部から不正アクセスリスクがないという特徴があります。
オンライン管理(ホットウォレット)と比べてハッキングのリスクが大幅に抑えられるため、取引所ステーキングを利用する場合はコールドウォレットで分別管理しているサービスを選ぶとより安全に運用できます。
初心者でも始めやすく、少額から参加できる
ステーキングは難しい設定や専門知識が不要で簡単に始められるのもメリットです。
たとえば、ステーキングを行っている取引所であれば、設定画面から申し込むだけでステーキングを始められます。ステーキング対応の通貨であれば、数千円程度の少額から参加できる点も魅力です。
また、ステーキングをきっかけに仮想通貨の仕組みを理解したい初心者にも向いています。
ステーキングのデメリット・リスク
ステーキングには資産が自動的に増えるという魅力がありますが、一方で注意すべきリスクも存在します。
ロック期間による売却制限や価格変動の影響など、事前に理解しておくべきポイントを押さえておくことで、安心して長期運用に取り組むことができます。
ここでは、ステーキングの代表的なデメリットやリスクを整理して解説します。
ロック期間中は売却・送金ができない
ロック期間中に売却・送金できない・しにくいことは、ステーキングのデメリットといえます。
多くのステーキングプランには一定のロック期間が設定されています。このロック期間中は、基本的に仮想通貨を自由に売却したり送金したりすることができません。相場が急変してもすぐに動かせないため、短期的な売買を中心にしたい人にとっては大きな制約になります。
取引所によっては、ロック期間を途中で解除できる場合もあり、解除後に売却・送金が可能になります。しかしその場合、それまでのステーキング報酬が無効になったり、満額もらえなくなったりするのが一般的です。
こうしたことから、ステーキングは長期運用を前提にしている人には向いていますが、柔軟に資金を動かしたい人には注意が必要です。
ステーキング中に価格が下落すると損失リスクがある
価格が下落による損失リスクがあることもステーキングのデメリットといえます。
ステーキング中は、その仮想通貨の保有枚数は増え続けます。しかし、対象の仮想通貨そのものの価格が下がれば資産価値は減少します。
また、ロック期間中は売却できないため、価格下落の影響を直接受けてしまうため注意しなければなりません。
これは仮想通貨を長期目線で保有する人にとっては許容できるリスクですが、短期で利益を狙う人とってはデメリットといえます。
価格上昇時に売れず、機会損失になることも
価格上昇時に売却できず、利益確定チャンスを逃す可能性があることもステーキングのデメリットといえるでしょう。
ロック期間がある場合、価格が急上昇したタイミングでも売却はできません。売買差益での資産増を目的にする場合、利益確定のチャンスを逃すことは機会損失となります。
そのため、トレードにより短期的に利益を上げたいと考えている人にとっては、ステーキングは相性が良くないといえます。
ロック解除に時間がかかる銘柄もある
銘柄や取引所のルール等によりロック解除までに時間がかかり、柔軟な対応ができなくなる可能性があることもステーキングのデメリットです。
すべての銘柄ではありませんが、ステーキング終了後も、実際に資産を引き出せるまでに時間がかかることがあります。たとえばイーサリアムのステーキングでは、解除申請から引き出しまで待ち時間が発生することがありえます。特に混雑時には期間が延びる可能性もあるため注意しなければなりません。
ロック解除に時間がかかる通貨を選ぶ場合は、事前に仕様を確認しておきましょう。
報酬は変動する
ステーキング報酬は固定ではなく、ネットワークの状況や参加者数に応じて変動する点も注意が必要です。
同じ通貨であっても、月ごとに利回りが上下する可能性があります。高利率で人気がある銘柄であっても、次の付きには利率が下がっていることもあるのです。そのため、必ずしも一定の報酬が得られるわけではありません。
利回りだけを重視せず、通貨の将来性やステーキングの仕組み全体を理解したうえで参加することが大切です。
ステーキングのやり方・始め方の基本
ステーキングのやり方はとても簡単です。取引所の画面やウォレットアプリから簡単に始められます。
ステーキングには専門的な知識や難しい操作は必要なく、対象の仮想通貨を準備して申し込むだけで報酬を受け取れます。
ここでは、一般的なステーキングの始め方をわかりやすく説明します。
対象銘柄を取引所で購入または入庫する
まずはステーキングに対応している仮想通貨を用意しましょう。
取引所で新たに購入する、またはすでに保有している場合はステーキング対応の取引所やウォレットに入庫します。
銘柄によってステーキングの可否や利率が異なるため、事前にステーキング対象通貨を確認しておくことが大切です。
ステーキング申請(ロックあり/なしプランを選ぶ)
ステーキング対象の仮想通貨を用意したら、取引所やウォレットのステーキング画面から申し込みを行います。
ステーキングにはロック期間が設定されたプランと、いつでも引き出せるロックなしプランがあります。利回りや用途に合わせて選択しましょう。
一般的にロックありプランは利回りが高い傾向があり、ロックなしは自由度が高い点が特徴です。
平均保有数量に応じて報酬が付与される
ステーキング報酬は、一定期間の平均保有数量に基づいて計算されます。
たとえば、毎日保有量を集計して月次で平均を算出する方式が一般的です。途中で売却したり移動させたりすると平均保有量が下がり、受け取れる報酬も減ります。
報酬は自動で一定期間ごとに配布
ステーキングの報酬は、一定期間ごとに自動で付与されます。
たとえば、バイナンスであれば、毎日9時にステーキング報酬が配布されます。いずれの取引所・ウォレットであっても、利用者が自分で受取申請をする必要はありません。
ステーキングによって付与された報酬はそのまま再ステーキングに回すことが可能です。そのため、複利的(雪だるま式)に保有枚数を増やせます。
スマホだけで始められる取引所・ウォレットもある
ステーキングはパソコンがなくても始められます。
たとえばコインチェック、ビットフライヤー、バイナンスなどであれば、スマホアプリだけで購入からステーキングの申し込みまで完結可能です。特に国内取引所はステーキングまでの流れがわかりやすく、初心者でも操作に迷いにくい設計になっています。そのため、普段からスマホで投資管理をしたい人にも向いています。
ステーキングの方法|取引所とウォレット
ステーキングには、取引所を利用する方法、メタマスクなどのウォレットから直接行う方法、ステーキングプールに参加する方法の三つがあります。用途やレベルに合わせて選べるため、自分に合ったやり方を知っておくことが大切です。
取引所ステーキング(初心者に最もおすすめ)
取引所ステーキングは、最も手軽に始められる方法です。ノード運用などの専門作業は不要で、利用者は仮想通貨を預けるだけで自動的に報酬を受け取れます。
ここでは、ほとんどの取引所で対応しているイーサリアム(ETH)のステーキングについて解説します。
ビットフライヤー
ビットフライヤーでは、保有しているイーサリアム(ETH)に対してステーキング報酬を受け取れます。設定はユーザー自身でオン/オフを選ぶ方式で、操作もシンプルです。
ステーキングの流れ
①スマホアプリまたはWebにログイン
②アカウント設定に進む
③「ステーキング設定」を選び、「有効」に切り替える
2025年10月の実績では、ビットフライヤーが受け取ったネットワーク報酬が年率2.47%、ユーザーが実際に受け取った利回りは年率1.73%です。国内大手で信頼性が高く、少額からでも始めやすいため、初めてステーキングを試したい人に適しています。
コインチェック
コインチェックは、ETHを保有しているだけで自動的にステーキングが開始されます。特別な申請は不要で、ETHを購入するか入庫するだけで運用が始まります。
始め方
- コインチェックでETHを購入する
- または他のウォレットや取引所からETHを入庫する
利回りは最大で年率約2.7%(ネットワーク全体)ですが、ユーザーが実際に受け取る報酬は約1.9%程度が目安です。スマホアプリが使いやすく、投資初心者でも迷いなく利用できる点が特徴です。
バイナンス(Simple Earn)
バイナンスでは、Simple Earnというサービスを通じて多数の通貨を運用できます。ETHを含む300種類以上の銘柄が対象で、ロック期間や利回りを自分で選べます。ただし、Simple Earnは厳密にはステーキングではなくレンディング(貸付)に分類されます。
利用方法
①Simple Earnを開く
②保有通貨を選択
③利回り・ロック期間を確認して申し込み
利回りは1.5〜5%程度で、7日、15日、30日、60日、90日など複数の期間が選べます。スペシャルオファー時には最大5%の利回りが提示されることもあります。
元本保証型プロダクトで利率の高さや対応銘柄の豊富さが魅力です。ビットフライヤーやコインチェックなどで仮想通貨に慣れてきた人なら、バイナンスのSimple Earnはかなりおすすめです。
メタマスクでステーキング
メタマスクでは、ウォレットから直接ETHをステーキングできます。取引所に預けず、自分のウォレットで資産を管理したまま運用できることが大きな特徴です。管理を自分で行いたい人や、ETHを長期保有する人に向いている方法です。
- プール型ステーキング
メタマスクの「Stake」メニューから直接ステークする方法です。ノード運用は不要で、少額でも手軽に参加できます。毎日報酬を受け取れ、いつでも解除できる点も特徴です。ただし、ガス代が必要になります。 - バリデーターステーキング
32 ETHを使ってバリデーターノード運用に参加する方法です。ノードの実行はMetaMask側が代行するため、ハードウェアの準備は不要です。10日ごとに報酬が発生し、MEV報酬を得られる場合もあります。大きなETHを保有している中〜上級者向けです。 - 流動性ステーキング(Lido / Rocket Pool)
ETHを預けるとstETHやrETHを受け取れる方法で、ロック期間なしで流動性を確保できます。受け取ったトークンは売却やDeFi運用にも使えるため自由度が高い一方、価格がETHと乖離するリスクがあります。
メタマスクでのステーキングは、取引所に預けずに“自分のウォレットで資産を管理したまま運用できる”点が最大のメリットです。自由度の高い運用ができるため、ETHを長期で保有しながら自分のペースでステーキングを活用したい人に適しています。
ステーキング報酬の税金はどうなる?
ステーキング報酬は収入であり、得た利益に応じて税金がかかります。
ステーキング報酬は受け取った瞬間の価格で所得が発生するため、慣れない人にとっては少しわかりにくいかもしれません。
ここでは、できるだけシンプルに税金の考え方をまとめます。
ステーキング報酬は雑所得で受取時点の時価で所得が確定
ステーキングでもらった報酬は雑所得として扱われ、受け取った瞬間の価格で所得が確定します。
たとえば、ETH価格が40万円で報酬として0.01 ETHを受け取った場合は以下のようになります。
「 40万円(ETH価格)×0.01 ETH (ステーキング報酬)=4,000円(所得金額)」
このケースでは4,000円が所得金額です。売却したタイミングではなく“受け取った瞬間”に課税対象になるため注意しましょう。
累進課税のため、所得が増えると税率も上がる
ステーキング報酬は雑所得として扱われ、他の副収入や給与と合算して課税されます。日本の所得税は累進課税方式のため、所得が増えるほど税率も上がります。そのため、雑所得が大きくなると、適用される税率が高くなることがあります。
また、住民税も合わせて課税されるため、年間のステーキング報酬額が大きい人ほど税金で注意しなければなりません。
確定申告が必要になるケース
ステーキング報酬は雑所得に分類されるため、一定条件を満たすと確定申告が必要になります。主な判断基準は次のとおりです。
- ・会社員の場合:ステーキング報酬を含む雑所得が年間20万円を超えると申告が必要
- ・自営業・専業の場合:金額に関係なく所得が発生した時点で申告が必要
- ・売買益がある場合:ステーキング報酬と合算して年間の雑所得として判断する
- ・複数の取引所やウォレットを使っている場合:年間の合計額で判断する
取引回数が多い場合は損益計算ツールを活用しよう
ステーキング報酬は受取回数が多く、手動での管理は手間もミスも増えやすい方法です。複数の取引所やウォレットを使っている場合は、損益計算ツールを使うと管理が簡単になります。受取時価の集計や売買益との合算も自動で処理できます。
仮想通貨の申告に不安がある場合は、専門家に任せる方法もあります。「クリプト税理士」は、ステーキングはもちろん、NFTやDeFi、海外取引所まで幅広く対応するオンライン型の税務サポートサービスです。LINEで無料相談もでき、手間を減らして正確に申告したい人に向いています。
ステーキングに向いている人・向いていない人
ステーキングは万人向けではなく、合う人・合わない人がはっきり分かれます。ここでは、どのような人に適しているのかを簡潔にまとめます。
- ・長期保有を前提にしている人
ロック期間があるケースも多いため、しばらく売却しない予定の人に向いています。 - ・価格変動よりも「枚数を増やすこと」を重視する人
相場に左右されず、安定的に仮想通貨を増やしたい場合に適しています。 - ・短期売買を中心にしている人は不向き
ロック期間中は売買できないことがあり、短期トレードを重視する人には合いません。
ビットコインも増やせる?|ステーキングとレンディングの違い
ステーキングとレンディングはどちらも保有している仮想通貨を運用できる方法ですが、仕組みはまったく異なります。ここでは最低限の違いだけ簡潔にまとめます。
レンディングは仮想通貨の貸出
レンディングは、仮想通貨取引所に仮想通貨を貸し出し、その利息を受け取る仕組みです。募集期間が決まっているサービスが多く、申込み後は一定期間ロックされます。利回りはプランにより異なり、満期後に元本と利息が返還されます。
ステーキングとレンディングの違い
ステーキングとレンディングは、目的と仕組みがまったく異なります。違いは次のとおりです。
・ステーキング
ネットワークの維持に協力することで報酬を得る仕組み
・レンディング
仮想通貨を取引所に貸し出し、利息を受け取る仕組み
どちらも「預けて増やす」点は同じですが、発生するリスクや仕組みが異なるため、代替関係にはなりません。
BTCはレンディングで増やせます
ビットコインはPoS方式ではないためステーキングはできません。しかし、レンディングなら運用により増やすことが可能です。
たとえば、コインチェックやビットフライヤーでは、募集期間に申し込む形でBTCを貸し出せるレンディングプランあります。保有しながらBTCを増やしたい人にとって、レンディングは良い選択肢になることでしょう。
まとめ
今回はステーキングの仕組み、メリット・デメリット、始め方、そして税金の基本について解説しました。ステーキングは仮想通貨を長期保有する人に向いている運用方法で、預けておくだけで報酬が受け取れる点が魅力です。一方で、ロック期間や価格変動によるリスクがあるため、特徴を理解したうえで利用することが大切です。取引所やメタマスクを使えば手軽に始められるため、自分の投資スタイルに合った方法を選びながら、無理のない範囲で活用してみてください。
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ステーキングについてのよくある質問
ステーキングを始めるとき、多くの人が同じような疑問を持ちます。どの通貨が対象なのか、途中解除はできるのか、税金はどうなるのかなど、不安や誤解が生まれやすい部分も少なくありません。ここでは、初心者がつまずきやすいポイントを中心に、よくある質問をまとめて分かりやすく解説します。
Q1. ステーキングは誰でも簡単に始められますか?
国内取引所で対象通貨を購入し、ステーキング設定をオンにするだけで始められます。ウォレット操作が必要なメタマスク方式は中級者向けです。
Q2. ステーキングできる仮想通貨はどれですか?
主にPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用している通貨が対象です。代表例はETH、SOL、ADA、ATOMなどです。
Q3. ビットコイン(BTC)はステーキングできますか?
できません。BTCはPoSではなくPoW(プルーフ・オブ・ワーク)のためステーキング非対応です。BTCを預けて利回りを得たい場合はレンディングを利用します。
Q4. ステーキングとレンディングの違いは何ですか?
ステーキングはネットワーク維持に協力して報酬を得る仕組み、レンディングは仮想通貨を貸し出して利息を得る仕組みです。
Q5. ステーキングの利回りはどれくらいですか?
年率数%〜10%前後が一般的です。通貨やプランによって変動します。
Q6. ロック期間中に価格が下がったらどうなりますか?
保有通貨の評価額が下がるため損失が出ます。ロック解除までは売却できないため、短期売買向きではありません。
Q7. ロックなしステーキングは存在しますか?
一部の取引所ではロックなし(フレキシブル)プランがあります。ETHのように保有しているだけで報酬が発生するサービスもあります。
Q8. ステーキング報酬の税金はどうなりますか?
雑所得として課税され、受け取った時点の時価で所得が確定します。年間20万円を超える場合は確定申告が必要です。
Q9. 途中解除はできますか?
可能なサービスもありますが、その期間の報酬が無効になったり、解除に数日〜数週間かかる場合があります。
Q10. ステーキング報酬は毎月どれくらいもらえますか?
報酬額は保有枚数と利回りで変わります。日次または月次で付与される取引所が多いです。
Q11. ステーキングはスマホだけで始められますか?
国内取引所のステーキングならスマホだけで完結します。メタマスクを使う場合はウォレット操作が必要です。
Q12. ステーキングは安全ですか?ハッキングされませんか?
取引所がコールドウォレットで管理している場合、外部からの不正アクセスは基本的にできません。ただしスマートコントラクトのリスクなどゼロにはできません。
Q13. 初心者がステーキングするならどの取引所が良いですか?
ビットフライヤーとコインチェックが始めやすいです。保有しているだけでETHステーキングが自動で行われます。
Q14. DeFiステーキングと取引所ステーキングの違いは?
DeFiはウォレット操作やガス代が必要で中上級者向け。取引所ステーキングは預けるだけで簡単に始められます。
Q15. 少額(数百円〜数千円)でもステーキングできますか?
できます。ETHやSOLなど、取引所で買える最小単位からステーキング対象になります。

くりぷてゃです。2017年の“出川組”で仮想通貨デビューし、大きく上がって大きく下がる波を経験しました。今は毎月少額積立と、気になるエアドロップでゆるく資産づくり中。初心者にもわかりやすく仮想通貨の今を発信しています。



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